ご存知ですか?市営住宅の家賃減免の継続には、自分で申請が必要です。
知らないと損な話
昨年3月頃に市役所から『令和5年度の市営住宅家賃決定通知書』の封筒が届きました。なんとその金額は今までの約2倍。上の子の収入がいよいよ加算され我が家を脅かす金額になりました。その文章の下の方には注意事項として、『この内容に不服がある場合は2週間以内に異議申し立てをして下さい。』と書いてありました。
子供が保育園の時のことです。夫の自営業がうまくいかず私のパートを足してもギリギリの時に、それまでより増額した『保育料の決定通知書』が来た事があります。生活の為にパートをしているのにこんなに高くなったんじゃ何の為に働くのか分からない・・・と思い早速役所に異議申し立ての電話をしました。しかしながら役所の担当者の答えは「前年度の収入で算定しますから、決定は覆りません」とのことでした。😨ガーンです。なんの為の異議申し立てやねん⁉️この頃からお役所は四角四面の答えで本当にしんどい声は届かないんだなと憤ったものです。
話は現在に戻りますが、そんな経緯もあって今回の『市営住宅の家賃決定書』の異議申し立ては、どうせ無理なんだろうな・・・と思い、申請しませんでした。ギリギリのシングルマザーには払える金額ではない為、そのまま高くなった分の金額を娘に出してもらい2ヶ月は払いました。が前年の年末に子供は仕事を辞めて自分のやりたい道を探すためにフリーターになっているので実質の収入は私一人。このままでは無理。増えた家賃を払うためにはバイトを増やさなければいけない。これ以上は無理だ・・・と思い、役場へ出向き直接状況を訴えることにしました。だっていくら前の年の収入で計算されているといえど、実際今は違うのだから。何のための市営住宅なのか?弱者のための市営住宅じゃないのか?と。
役所での手続き
事前に電話でおおまかな状況を伝え、減免して欲しい旨を伝えました。そこで『子供の収入が減ったのを証明するための離職票』と『バイト等での収入を証明するもの(またはバイト料が振り込まれた通帳』等を持参するようにとのことでした。窓口ではそれらと同時に、我が家のいきさつ、借金を作られた上に養育費がないこと、トリプルワークのこと、下の子は奨学金を借りての私大生の事、上の子は夢を我慢して高卒で就職してお金を貯め、やっと自分の道を探すために仕事を辞めたことetc聞いてもらいました。そこまでの情報は必要だったかはわかりませんが、こちらも必死です。自力でバイトしながら海外で暮らす道を模索し始めた子供の足を引っ張ることはしたくない。ただそれだけです。
数分後、収入の算定を再度していただき、一番低い階層の金額に決定しました。でもこれは申請から3ヶ月分の家賃だけで、払い込んだ2ヶ月分はもどりません。しかも3ヶ月後も継続したければその申請期間の月にまた次の3ヶ月分を同じ手順と持ち物で窓口で申請することが必要だそうです。結局この時から今に至るまでこの一年、3ヶ月ごとに計4回継続申請の手続きに行っています。本当にありがたかったのですが、手続きは少しめんどくさかったです。
今年の「令和6年度市営住宅の家賃決定通知書』が来たときにすること
役所で聞いたところによると、去年の3月頃に『令和年5度の市営住宅家賃決定通知書』の書類が届いたときに『異議申し立て』をきちんとしておけば、昨年一年間の家賃の減免は一度の申請で完了したそうです。申立て期間に申請しなかったばかりに、というかそういう制度を知らなかったばかりにかなり遠回りをしました。窓口の担当の方は、今年もそろそろ発送予定なので、そのときにもう一度『子供の離職票』と『バイトの収入が分かるもの』を持って役所の窓口で『異議申し立ての手続き』をすれば令和6年度一年間の減免になると教えてくれました。窓口の方も「ややこしいですよね💦」とおっしゃっていましたが、ありがたい制度に変わりはありません。ただし令和6年度の家賃の算定には令和4年度の収入で決まるそうなので、その時は子供は年末まで働いていたため、減免されても今より少し家賃は上がるそうです。4,000円くらい。😭😭😭 仕方がない・・・節約あるのみです.
私たち親子がこの市営住宅に引っ越して来たのは約10年前の事です。その頃は上の子が中学生、下の子は小学校の高学年でした。市営住宅の家賃は世帯収入で算定されます。夫の借金と私のクレカの不正使用などでまともな貯金もなく、しかも養育費もない私はトリプルワークの収入が全てでしたから、ありがたいことに家賃は一番下の階層での算定でした。ですがいくら家賃が抑えられていても時給で働く正社員の私の収入では生活するのはカツカツでした。まぁそれでも結婚していた時のように、働かない夫に給料を当てにされる生活と比べたら、子供達と自分だけの為だけに働くというのは何て幸せなんだろうと心から思います。今の方が何万倍も幸せ😀😀😀
時は流れて4年前に上の子が就職しました。その年は家賃は変わらず。次の年に娘の収入も加算されて少し上がりました。ここまではなんとか払えました。就職して3年たった頃、上の子は自分のやりたい生き方をする為、仕事を辞めました。進学を諦め高卒で大手のメーカーに就職していたのでこのまま安定した人生を歩んでいって欲しかったのですが、子供といえどもう成人して立派な大人です。私がその子が決めた人生に口を出すことは出来ませんし、言ったところで聞きません。それからバイトを掛け持ちしながらお金が溜まったら海外旅行。帰って来てまたバイトを繰り返しています。なので就職していた頃の様な安定した収入はありません。ですがそんなこと知るわけもなく無情な家賃決定通知がやって来ました。なんとなんとなんと去年は当初の2倍に跳ね上がったのです。もともと子供の為の貯金も使い込まれていたので私一人の給料では結婚資金も貯金してやれないから自分で貯金するように。その代わりに家にお金は入れてもらっていませんでした。ですから私一人の稼ぎでは賄えないので、わけもわからないまま役所に聞いたという訳です。本当に役所というのはお金を徴収する時は有無を言わさず取り上げますが、返還する、減免するなどというお金を戻す手続きは、おおよそ煩雑でしかも分かりにくいものです。全て自分で情報を調べて、交渉して手続きをする、手間暇と根気がないと泣き寝入りになってしまいます。皆様くれぐれもお気をつけください。
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