2023-12

胃がんで手術、入院をしていた父が１ヶ月ぶりに退院することに。痩せて小さくなった父の車椅子を押すのは切なかったです。帰宅後の初めての食事は小さい頃から変わらない『味噌バターラーメン』。小さく切った麺とスープを美味しそうに食べる父でした。

父が入院中の、あるガチガチに凍った真冬のこと。仕事終がわり家路を急ごうと車に乗り込んだ途端、母からの電話が。お父さんのテレビカードなくなったしまったから、新しいの買ってやってくれんか？」げげっ！！今から？

手術をしてその日からしばらくはICに入る父。何をしてあげる事もできない私と母は、父を病院に残して家へ帰りました。帰り道の車の中はなんとも言えない空気が流れていましたが、半分は覚悟していたという気持ちもあり複雑な気持ちでした。ただ助手席に座る...

最近少しフラフラする事が多いんや‥と言っていた父。数日後、母と大きな病院へ診察に行きました。その夕方、仕事が終わったくらいの時間に実家から携帯に着信が。胸騒ぎ。私は携帯の着信音がちょっと苦手です。。。

父が亡くなって、２ヶ月が経ちました。ずっと若々しくて元気だと思っていた父。じぶんの親が亡くなる日が来るなんて思いもしなかった。今思うことは、去り行く父にただ感謝のひと言です。