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あるガチガチに凍った真冬の夜、母が・・・。

まだ入院中の、あるガチガチに凍った吹雪の日のこと。  

その日はあまりにも寒く、さらっさらの雪が吹雪いて、外はホワイトアウト状態でした。会社が終わって、(今日はさっさと帰ろう。団地の駐車場が雪かきしないと入れないかもしれない。)と思いながら、車のエンジンを掛けると、携帯に実家から着信が。電話に出ると、母が「おとんがテレビのプリペイドカード残がなくなってしまったから、新しいの買ってやってくれんか?」とのこと。一瞬、げげーっ、うそやろ?と思いましたが、テレビくらいしか楽しみのない入院生活と、父にしてやってほしいと思っている母のことを考えたら、「分かったよ」というしかありませんでした。このアイスバーンでホワイトアウトの中、家まではすぐなのに、反対方向に1時間くらいかかる病院へ、しかも夜・・・。帰ったら駐車場は入れないな・・・。でもしゃあない。やってできんことはないな。なんとかなるやろ。私がやらんと。と覚悟を決め病院へ。病気の父に後から、あぁあの時こうしていれば・・・という後悔はしたくなかったから、お金のかかることはしてやれないけれど、自分にできることはしてあげようと思っていたからです。

そもそも豪雪地帯出身の私は、雪はある程度は慣れていましたが、除雪が綺麗でないと少しの雪でスタッグするので、雪道は嫌いです。そしてなんとかかんとか病院について、時間外入口を探して入り、テレビカードを買って、看護婦さんにことづけました。なけなしのお金でした😭。そして元来た道を子供達が待つ我が家へと急ぎました。そうして案の定、スタックして団地の駐車場に入れず、スコップ片手に小一時間除雪してなんとか駐車スペースに止めました。かなりの疲弊感を感じながら、長い長い1日が終わりました。 

追伸。家に帰るとやっぱり(というか私の教育が悪いからというべきか)子供たちは食べた茶碗も洗わずにこたつに潜っていました・・・。とほほ💦ふつうシングルマザーの子供たちって、朝から晩まで働いている母のため、我慢したりお手伝いするもんじゃねーのか?そして私は、自分の男らしさ(儚くない感じ)をただ呪うのでした。😭😭😭            

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